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2009年9月

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あいもかわらずカンヅメ作業中です。
Cintiq21UXで使ってるデジタイザペンから、ボタンとグリップゴムを取っ払って麻紐を巻いてみました。

どうもWACOMのペンはグリップ部のゴムがぬるりと滑りやすくて、好きな感触じゃありませんでした。新品時点ではいいんですけど、使ってるうちに滑るようになるのです。たまに新品のグリップをさわると、自分のペンがいかにすべりやすくなっているか、そのせいでどれだけ指先が力みがちになっているかってことがわかってげんなりします。
加水分解なのかなんか知りませんが、ペン軸よりも滑りやすいグリップって有り得ないだろと。材料の選択まちがってんじゃないかと主張したくて仕方ない。

とはいえArtPadIIにはじまり、intuos1、2、3と全部仕事で使ってきましたけど(そうなのです、ArtPadで仕事してた頃もあったんです)、以前はそんなことあんまり気になった覚えがありません。Cintiq21UXは画面=描画面がかなり熱いコンチクショウなので、そのせいで手汗が増えたとか、そんな原因があるのかもしんない。

いずれにせよ、このままじゃ困るなー…という流れで冒頭写真のようになった次第です。

ペン軸のボタンは使用をあきらめました。ボタンもグリップも取っ払って、かわりに麻紐をぐるぐる巻にしています。
こいつのいい点としては、「手触りがよい」「すべらない」「標準よりもひとまわり細くなって持ちやすい」「安物のサイパンみやげみたいなチープ感がたまらない」というあたりが挙げられます。

あとしばらく描いてみた感じ、これで書いてると描き始めの線ブレも激減したような気がするんですよね。プラシーボなのかもしれませんけど、気のせいでもなんでも気持ちよく問題なく描けてくれればそれが正義なので、自分の中では「描きやすさも超アップ、だから仕事が楽しくて仕方ない」と思いこむようにしています。
(個人的には、ボタンが消え去ったことでペン軸を手の中で回すことができるようになって、ペン先のいい部分が常に使えるようになったから線がブレることも減った…と想像してます)

いやー、仕事楽しいなー。すっげえたのしいよぼく。

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修理のお願いを出して1カ月。なんの音沙汰もないので「どうなってるの?」と販売店に連絡したらその週末にやたらとデカイダンボールが届き、ウチのアーロンチェアくんは修理工場へと運ばれていきました。
ダンボールには着払い伝票が入っていて、梱包手順なんかも入っていてよくできたもんでした。ただ、その着払い伝票って個人とは取引してないとこっぽいんですよね。なので集荷の電話をかけても「は? だれアンタ?」的な応対を受けて困ったりもしたりとか。

だいたい修理にかかる日数は2週間程度みたい。順調に進めばあと3~4日で帰ってきてくれるなアーロンチェア…とか思ってたら、昨日販売店から電話がありました。
曰く「修理内容については問題なく保証の範囲で大丈夫。ただ、サポートによるとガス圧も少し弱ってきてるとのこと。使用には耐えるけど、可能なら交換した方がいい。ただしこっちの保証は2年間なので…」とのこと。

確かに上下動させるときの反応がにぶくなってる気はしてました。初動がにぶいんですよね。また修理に出すとなって同じ手順を踏むのも面倒なので、直せる時に全部直しちゃえ…という気もいたします。
ふむ、ならばお値段は?と聞くと「2万6千うんたらかんたら」と。

あんまりショックで、2万より後ろはよく聞き取れませんでしたよワタクシ。

アーロンチェアの修理期間中は、もう1脚転がってた安物椅子に座って作業してるんですが、腰肩首がえらいことになってきていて、「なくしてはじめてわかる大切さ」というものを噛みしめている今日この頃です。早く帰ってこないかなーアーロン。
え? ガス圧の件?
あはははは、そんな金があったら作業用パソコンのCPUをQuadコアの奴に載せ換えてますよあはははは。

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書けていなかったのですが、先日書いた日記の3日後くらいに我が家にアーロンチェアが帰ってまいりました。安物椅子で腰がギシギシ鳴いてたので本当にうれしかった。なくしてはじめてわかる有り難みというのを強く噛みしめました。

で、帰ってきたアーロンチェアがどんなだったかご報告。梱包された箱の中に修理点検表も入れてくれてるので、どこを点検して何を直したかというのが一目瞭然なんですね。これがまずすばらしい。IBMの修理サービス利用した時みたい。

んではまず「話が違うじゃんか」というのを先に。

販売店から聞いたガス圧の件は「椅子の上下動に影響する」という話だったはずなんですが、リクライニングにも影響する部位でした。言われてみればうちのリクライニング強度って、ガチガチに締め込まないとゆるゆるなんですよね。修理点検表を見ると、ここの部分が劣化してるから、リクライニング時に少しガタがあってひっかかるのだと。
「あーこれかー、これだったら少し交換も考えたなー…」と思いましたよ正直。
でも済んだことは仕方ない。使用に問題ないというのは正しいので、また数年したら修理に出して同時に交換しちゃいたいと思います。

そして後は「すばらしいすばらしいすばらしい」の声を。

今回他に不良として挙げていたのは「背と座面のメッシュがへたってる」「座面下のスポンジ劣化(ちょうどひざ裏をささえるあたりのメッシュ下にそういう部位がある)」「ランバーサポート割れ」でした。背と座面については、フレームごと完全に新品に変えてくれてました。当然スポンジ部分も新品です。ランバーサポートも新品交換されてました。

さらに驚いたのが、椅子全体をクリーニングしてくれてて、アームレストなんかはひっかきキズが多数あったはずなのに、注意して見ないとわからないくらい綺麗にしてくれてんの。だから一部パーツが新品になったのとあわせて、「え? 新品交換?」と一瞬思うくらいにぴっかぴかになってる。
すばらしいですよこれは。

ただ、その感動をTwitterで叫んでたら、「ウチの場合はこれこれこんな対応で実にひどかった」という人がいたので、たまたま自分はラッキーな担当者に当たっただけなのかもしれません。けど、とにかく自分の場合はすばらしかった。すばらしいのひと言でした。

そんなわけで今は、新品さながらに巻き戻ってくれたアーロンチェアに座って仕事をしています。
張りが違いますな張りが。ぐっと支えてくれるので、フレームがごつごつ当たることもなくてとても快適です。

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