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Dell Canvas ちょこっとレビュー (視差・描き味編)

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 Dell Canvasに搭載されているペンデバイスは、WacomのFeel系EMRペンデバイスになります。WindowsのタブレットPCによく使われていたタイプで、それらのマシンでは筐体内部のノイズが影響してか、画面全体に格子柄を描いてみると「このへんに何かノイズ源があるな」とわかるレベルで線がうねることが定番でした。また、画面外周部に行くほど大きくカーソルがズレるというのもお約束のひとつです。

 Dell Canvasには、その問題がほぼありません。
 (正確には画面四隅のキワに関してだけはキャリブレーションしづらくてズレる)

 カーソルがふらふらとブレることもなく、画面全域で常に安定した認識具合。さすがに原稿のCintiqシリーズほどキビキビ追従することはないですが、描いていて感じるのは「Feelペン」というよりも「旧世代のCintiq」という印象です。最低筆圧のON荷重の感じとか、入り抜きの感じとか、画面のドット荒さとか、なんか使ってると懐かしくなるんですよね。主観で申し訳ないですけど、昔使っていたCintiq21UXでの描き心地に似ているような気がします。あれの解像度を上げて、画面を広くして、視差を超減らして、筐体を薄型軽量にすればDell Canvas...って、それめっちゃいい液タブやんと。
 実際、15万円台とは思えない、良い作りをしていると思います。

 視差については、Cintiq13HDと比べたら若干あるけど、このサイズでこれはちょっとすごいよね、というレベル。真横から覗き込むようにするとこれぐらいの視差があります。

 自分の場合はもっとペンを立てて描くので、ペンのキャリブレーションを行った後で、自分が描く位置からどう見えるかを撮るとこんな感じになります。

 かなりペンを寝かせて描くという人なら気になるかもしれませんが、自分の場合はまったく気にならない視差レベルでした。

 昔ThinkPad Tabletをメインの作業環境にしていた時代に買ったWacomのFeelペンがあったので、Dell Canvasで使えるか試してみました。UP-911E-01Aという型番のペンになります。

 結果はバッチリ。当時のFeel系ペンデバイスには傾き補正が入ってないはずなんですけど、Canvasペンと比べて明確にズレる様子もありません。Dell Canvas付属のペンにはお尻の消しゴムスイッチがついてないので、それを必要とする人は、こういったオプション品に手を出すのも良いんじゃないでしょうか。

 最後にCLIP STUDIO PAINTでさらさらーっと試し書き。左手にiPhoneを持って、Dell Canvasの画面とiPhoneを両方見ながら描いているのでぎこちないのはご容赦下さい。

デル株式会社

 画面広いし、描きやすいし、ほんといい製品。ちなみにDell Canvasはタッチパネルの反応もすこぶる良いので、描きながら左手で回転させたり拡大縮小パン操作...なんてことも、CLIP STUDIO PAINT上なら気持ち良く行うことができます。正直トーテムいらないかも。

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コメント (2)

匿名:

正直絵心のかけらもない人間なのですが、キタミさんのこのレポを読んでいると欲しくなってしまいそうです。

性能良し悪しだけでなく、手に馴染むというか、フィーリングが合う仕事道具は直接的な作業効率を上げてくれるばかりでなく、精神的なストレスの軽減からくる集中力の増大・持続と、諸々込み込みの最終的な進捗&クオリティの差に効いて来るんですよね。

この辺りは縁が絡む部分も多々ありますので、この商品がそのレベルのものなのであれば、他業種ながら羨ましいなぁ、とすら思います。

手に馴染む仕事道具は、それをさわること自体が楽しくなる(またはそこに心理的負担がなくなる)から、おっしゃるとおり効率と品質にすごく直結しますよね。同感です。

ところが今回の製品、今日(2017/09/28)更新の記事で書いたとおり、実は自分の仕事には合わないという結論になってしまいました(^-^;

おとなしくワコム本家の新しい大型液タブを待ちたいと思います。

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2017年9月27日 09:00に投稿されたエントリーのページです。

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