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映画の感想

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いい映画でした。それに尽きる。すっっっっっげえ面白かった。

なるべく情報を仕入れず観に行ったので、CMの印象で抱いてた予想としては、男女入れ替わりものということで昔あった映画『転校生』パターンかなというものでした。まあ多分男女が入れ替わって、それがすごく遠く離れた相手で、その二人が巡り会うために右往左往あって、終わり間際に邂逅できましためでたしめでたし...という、そんな予想。

いい意味で予想通りだったし、いい意味で予想を裏切られまくって楽しかった。
楽しめる要素てんこ盛りのジェットコースタームービーで、基本的に予想は裏切られて「うそ!?」ってなりまくるんだけど、ここは外して欲しくない!ってところはきっちり期待通りにまとめ上げてくれる。退屈する暇なんてぜんぜんなくて、終始話に引き込まれまくりの映画。

いつも夢の中で同じ街が出てきて、その夢がはじまると懐かしい気持ちになるんだけど、目覚めるとすぐに記憶が薄れて忘れてってしまう。その街に実際行くことができたらどんな気持ちなんだろう。
誰しもが経験のある(多分そうだよね?)そういう物語のタネを、こんな風に料理できるんだ...と、そんな意味でも感心したりして。

そこに映像美と音楽が加わって、これがもう...もうね、いいんですよ。いい。多分もう1回観に行ってしまうと思います。

家族4人で観に行ったんだけど、上は43歳のおっさんから、下は10歳の男の子まで、全員が「面白かった...」としびれて映画館を出てくるという間口の広さも印象的でした。娘なんてこれが観るの3回目になるのに、まだ「もう1回観に行くなら私も行くよ」とか言ってるし、息子も「もう1回行くでしょ?俺も行く!」とか言ってるし、かみさんまで「私ももう1回行く」とか言ってるし。

そんなわけで、2回目の鑑賞に向けて今は小説版に手を出してます。

小説も基本中身は同じなんだけど、映画を観てから本を読むと、映像が頭の中で再生されてこれがずいぶん具合がいい。語り部の視点が映画とはちがう分、内容が補完されるところもあり、「ああ、あそこはそういう意味だったのか」と思うこともちらほらと。

本編の小説はすでに読み終わったので、アナザーストーリーの方を今は読書中です。これを読み終わったら、あらためて2回目を楽しみに映画館へ出向きたいと思います。

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Amazonで『酔拳』と『蛇拳』がワンセットになったブルーレイパックが安くなっていたので、ついうっかりと買ってしまいました。で、そのまましばらく眠らせていたんですけど、ここのところ時間が作れるようになったので、とりあえずDNAレベルで刷り込まれてる「元祖といえば酔拳!」に従い、そちらから再見。

いつもテレビで流れてるのを途中から見てばかりだったので、考えてみれば最初からちゃんと見るのってはじめてだ。

ジャッキーチェンのアクションものは自分の中では『スパルタンX』こそが至高と固く信じているので、まあそこはやっぱり過去の美化を再確認しながら「へ~こんなだったのか~」と懐かしさを覚えたり。テレビで放映された翌日には、ビニール袋に両手つっこんで外側に勢いよく突っ張り、「バ!バババババ!ババ!」とか拳の効果音を真似て遊んだものですよ。

さすがに『スパルタンX』『プロジェクトA』を何度も見た後ではアクションのしょぼさが目立ってしまいますが、それでもカメラワークでごまかすことなく長回しで魅せる様は昨今のアクション映画にはない格好良さに満ちており楽しいです。
よくもまあここから蹴りをつないでいけるもんだなあとか、体の動きがよく見えるからこその驚きは、ジャッキー映画ならではですよね。

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女戦士で格好いいというと、エイリアンのシガニー・ウィーバーやターミネーター2のリンダ・ハミルトンあたりが浮かんでくるんですけども、この両者は「女性らしさ」を捨てることで戦士っぽい格好良さを身につけてるように思えるんです。ところが、本作の義手の女戦士フュリオサは女っぽい、色っぽい、だけど戦士っぽいという、もうなんかとにかくいい。宇宙海賊コブラ(漫画)のレディがメカメカしいくせして色っぽいのとなんか通ずるとこがあります。

映画自体は、マッドマックス2のような世紀末的廃退感ではなくて、なんつーかトンチキ。キチガイ。「ひゃっはー汚物は消毒だぜー」よりもさらに言語感覚が薄まってて、「ウキキー、ギョギョー、ドカーン、バリバリー」って感じ。もともとマッドマックス2自体、ストーリーはあってなきが如しでしたが、それに輪をかけてなきが如し(だがそれがいい)という映画です。

全編よく出来たド派手なミュージックビデオを見てる気分で、エンドロールでは音楽にノリノリでずっと体を揺すってました。映画館で見れて良かった。愛すべきおバカ映画でした。

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八日目の蝉』がとてつもなく良すぎて、自分の中のブームが一向に終わる気配がないので、「原作者つながり」ということで『紙の月』も観てみました。ビデオレンタルに走らなくても、今じゃiTunesでポチッとレンタルできちゃう世の中。便利な時代になったもんです。Apple TV欲しいなあ。

紙の月
2,000円
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感想としては、「宮沢りえさんは、ほんと男前の顔になっていくなあ。男装したらめっちゃ二枚目でしょこの人」というのが一番で、あとは特には...。なんだろう、見所がわかんなかった。

キャッチコピーは『最も美しい横領犯』というもの。カバー写真もお札大量に持って綺麗にお化粧してるものだったので、「これはさぞかし華麗にだまし取っていく知的犯罪物にちがいない」とか思ったんですけど、そんなんじゃなかった。

さえないオバサンになっちゃった宮沢りえが、人生どうでも良くなってずさんな手口でぶっ壊していっちゃうもの。といって、「ぶっ壊す」というほど腹が据わったようにも見えず、じゃあバレないように泥縄でがんばるようにも見えず、化粧は濃くなっていくけど特に妖艶さが増していってるようにも見えず。でも (ネタバレ→) 2階の窓ガラスぶち破ってヒールのある靴で飛び降りをかまし、そのまま国外までダッシュで逃亡してみせる (←ネタバレ) というジャパンアクションクラブもびっくりな志穂美悦子ばりのアクション派なんですよ。びっくりだ。

あんまりびっくりしたのと、どう咀嚼していいものか扱いかねたので、ラストシーン後のエンディングソングには杏里さんが歌っていた懐かしの「CAT'S EYE」を脳内でオーバーラップ再生し、スクリーン上に「やがて女怪盗CAT'S EYEと呼ばれる女性の、これは前日譚である」という字幕を脳内合成することで、「ああなるほど、こんなリブート作品が出来上がってたのか」と処理して納得することにしました。

おもしろかったです。

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「優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした。」というキャッチがすべてをあらわしてるといっていい、永作博美さん井上真央さん主演の映画。父親の浮気相手が、本妻との間にできた生後4ヶ月の赤ちゃんを誘拐して、我が子として育てる逃亡劇を描いたものです。

映画館で予告を見て以来、ずっと気になっていた映画でした。ただ、特異な設定と、取り返しのつかないやるせなさとで泣かせる映画かなーと思っていたのです。だから見終わったあとは、ずどーんと重い気持ちになるものかと。

ぜんぜんちがった。

美しいものがいっぱい詰まっていて、右手には子供と手をつないでいた感触がよみがえってきて、泣いているのをあやしたり、仕事を脇に置いておもてで一緒に遊んだり、たわいもない会話でケタケタと笑って過ごしたり、そうした我が子との思い出が宝物であると強く自覚できて、同時に映像からは、悲しいような、うれしいような、あたたかいような、さみしいような、あらゆる感情が揺さぶられて終盤ひたすら泣き続けてました。

悲しい映画かといえば決してそんなことはなく、といって感動するのかといえばそれでもなく。なんでしょうね。ひとことであらわすに足る感情の正体がつかめないです。なんといっても主役は誘拐犯の女。何を言い繕っても正当化できる道筋はありません。そして、逃亡劇には明るい未来も見えません。

でも。
でも、涙してしまうのです。

子が親から愛情を受ける。親は子に愛情を注ぐ。そんな、ともすれば当たり前と流してしまいがちな普通のことが当たり前になり得ないからこそ、そこにある愛情だけが、愛情を注ぐことができるという幸せのみが浮き上がってきて、感情を揺さぶるのかもしれません。

映画館で観れば良かったなーと強く思ったんですけど、見終わった後もシーンの断片を思い出しては涙が止まらなかったので、これは外で観なくて良かったと思い直したほどのドハマリよう。思わずAmazonでブルーレイ版を注文してしまいました。

レンタルしたのはDVDだったので、より綺麗な映像でリピートして、しばらく泣き続けたいと思います。

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というわけで、『永遠の0』を観てきました。

他の映画を観に行った時に、この予告が流れていたんです。そしたらもうサザンの歌とあわせてえらいハマってしまい、これは是非観に行かなければと、ずっと期待に胸をふくらませていた映画でした。ゼロ戦の音とあの姿がいいんですよ。かっちょいいんだろうなー、楽しみだなー、泣いちゃうんだろうなーってもうワクワク。

で、観た感想としては...「あれれ?」って感じで。

ゼロ戦映画でもないし、特攻に胸を痛めて号泣するようなのともちょっとちがいました。

映画の作りとしては、現代にいる孫が、エースパイロットだったじいちゃんの真実を求めて調べる過程で過去を回想する...って感じの流れです。タイタニックとかあんな感じ。ただ、過去が主の話だったタイタニックとちがって、どっちかというとこの話は現代劇の方が主だった気がします。そんでもって、その現代劇の主役にあたる孫の涙や絶叫がどうも大げさすぎてなじめない。観客である自分がじんわりくる前に孫が絶叫しちゃうもんだから、「いやそこまでは思わん」みたいな感じで逆に引き戻されちゃう。

前半は迫力ある空母と、空を舞うゼロ戦がかっこよくてしびれてたんですが、エースパイロットという設定は言葉で並べ立てるばかりで映像としては伝わってこないし、信念が強いというわりには後半へし折れちゃってるし、なんかこう「言葉で説明するばっかりで、エピソードから感じ取れるなにか」があまりなくて、そこまで踏み込むかと思ったら現代劇がはじまっちゃって...という流れで、誰にも感情移入できないまま終わってしまいました。

それでも最後には、きっとサザンの歌でぐわーっと盛り上げて終わるんだ。きっとそうだ。
そう思って食いついてたら、全部終わってエンドロールが流れ始めて、そこでようやくサザンの歌。予告で跳ね上がったあのテンションは...と。過去回想部分の締めに持ってこられた人間ドラマ部分も、個人的には「それはないわー(ネタバレなので自粛)」というものだったので、歌が流れ出して数分と経たずに映画館を出てきてしまいました。

主のテーマとしては、日本にはどんな思いが紡がれていて、それがどう現代に継がれているのか、継がれていて欲しいと思うべきなのか。そういう話だと思うのです。それを、ライトノベル調に若干軽く仕上げることで、女性や子どもにも受け入れやすい作りにして、広くみんなに考えてもらうきっかけを作る。実際そうなっていると思いますし、そういう意味ではいい映画だよなと思います。
でも、予告とぜんぜんテンションちゃうやん!と。
号泣する号泣するって、そんな作りの話とちゃうやん!と。

予告を見て自分の中で作り上げてしまった印象があって、それとの乖離を処理できずに終わった感がアリアリなので、なんというか残念な観賞になってしまいました。
予告で期待しすぎるとダメだなあ。

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近所の映画館が会員デーだと安く観れるので、映画はけっこうちょくちょく観に行きます。でも、邦画はあんまし映画館で観る気がおきなくて、たまに気になるのが出てきても「DVDでいいやー」と、いっつも洋画ばかりを観てました。

なのに今回は予告編を映画館で見て以来、「これは絶対映画館で観よう」と決めて、ずっと上映開始を心待ちにしていたんです。で、ようやくそれを見てきたわけなんですがもうこれがアナタすばらしくて。

はじまって数分で、「あ、この映画の雰囲気オレ好きだわ」と笑う準備万端モードに引き込まれ。後はもうポンポンと笑いっぱなし。なのに「おおそうきたか」と驚かせてくれるところあり、「どうなるんだろう」と思わせるところあり、そして泣けるところあり...。

いやこれは映画館で観て良かった!映画館というと「ど迫力の映像と大音響」みたいな映画じゃないともったいない気がしてたんですが、こういう「臨場感で包み込まれるようにして楽しむ」ってな味わい方もあるんですね。
舞台って見に行ったことないんですが、ひょっとしてこんな感じなのかしら...とも思ったりして。

しかし深津絵里かわいいわー。DVD発売されたら即買いして、何回も何回も深津絵里見ようっと。

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えっとあらすじを簡単に言うと、「劇薬満載で暴走する列車が街につっこんだら危険で危ないから、なんとかしてくれ俺たち特攻野郎Aチーム!」という映画です(ちょっとちがう)。

全部見終わった時の感想は「なんでこうなった」でした。お口ぽかーんと固まっちゃった。
一応これから見に行く人もいると思うので、ネタバレを避けながら感想を書いてみる。

途中まではすっごいおもしろかったんですよ。迫り来る列車の迫力と、静と動が交錯してハラハラする展開はスピルバーグの『激突』を思い出すようなもの。
「やっべー、おもしれー、単純に楽しめる映画さいこー」とか思いつつ、どんどんおもしろさが増す上り坂を駆け上がるようにして見てました。

で、最後。本当に最後の最後。
「ないわー」と、一気に熱が冷めて終わっちゃった。
それやるんだったら、怪我人じゃなくて、ハナっから...ああ、ネタばれになっちゃうからやめよう。うん。

正直中盤を過ぎたあたりから、「あれ?こっからどうやって次の山場作るの?」とか「まだ、命を賭けるに足る何かの理由付けってなされてないよね」って不安はひそかにあったんです。でもきっと「自分には思いもつかない展開で、最後にもうひと盛り上がりきて終わるんだよ絶対」と心の中で打ち消してたんですが...。

なんかすげーもったいない映画でした。
おもしろかったのになぁ...途中まで。

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年始のPCトラブルに続いて今度はサーバマシンが死んじゃったりと、なんか煩雑な日々であったりしますが、とりあえず解説書を書き下ろす仕事も一段落(来月中旬頃に、ITパスポート試験と基本情報技術者試験の2冊が同時刊行できる見込みです!)して時間が作れるようになりました。
そんなわけで、昨年末あたりから本を読んだり映画を見たりして脳の栄養補給を心がけてます。

で、その一環として現在公開中の『ソーシャル・ネットワーク』を見てきました。

率直な感想としては、「よくできた映画だなぁ」というもの。
飽きることなく最後まで一気見でしたし、コンピュータやそれにまつわる人のある種の空気読めなさ加減の表現なんか本当に「うまいなぁ」って感じでした。シリコンバレーのスピード感みたいなものもよく出ていたように思えます。いや、本物知らないんだけどさ。
多分、この業界に対して大望を持って挑んでいる人なんかは、焦燥感にかられてどうしようもなく背中を押されるような、そんな感想を抱くんじゃないでしょうか。

ただ一方で、劇中で描かれる「成功の図」というのが、どうにも「主人公的には、これは居心地の悪い空間ではないのか?(少なくとも自分はすごく居心地が悪くてイヤだ)」と思えてしまうもので、成功すればするほどうらやましい要素がなくなり、見終えた時にはなんともいえない微妙な気持ちになりました。

「自分のアイデアが形になり、それが世に認められて広がっていく快感」と、そこで生まれるディスカッションの熱、みたいなものをもっと見たかった...かなぁ。
DVDが出たら、多分もう一度見ちゃうだろうと思います。その前に原作ちょっと読んでおこうっと。

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今年はもう年末まで書き下ろしにどっぷり浸かりっぱなしで、「日曜日に半日休みが取れるか否か」が続くので、子どもたちと遊んでやれる機会がかなり少なかったりします。
その分カミさんの方でなるべく遊びに連れてってくれてるのですが、そうはいってもこれぐらいは家族でいっしょに...という予定もあるわけで。ムスメのピアノ発表会とか、地域の夏祭りとか、それぐらいはいっしょに行ってやりたいなーと。

そんな「それぐらいは」ということのひとつに「映画見に連れてってあげる」というのがあって、主にムスコが楽しみにしていた仮面ライダーディケイドの映画に朝イチ番で行ってきたのでありました。
ウチって映画館が徒歩圏にあるので、連れていこーと思ったら連れていけない理由なんて皆無なのです。

映画の方は、「お祭り映画なんだからストーリー気にしちゃダメ」という目で見れば、すっげえおバカ映画で楽しかったです。なにがイカとビールだよ。なんで戦闘員飛びまくってんだよ。絵ヅラがシュールすぎだよ、と楽しすぎ。
でも一番は子どもたちの反応かなーと。口をポカンと開けて、ただ見入ってて、時折こっちの視線に気づいて照れ笑いしたりして。
連れて行ってあげたとか言いつつ、実は自分がその光景を見たいがために行ってたりするんですよね。

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