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千葉のいいとこ

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 勝浦旅行2日目は、すぐ近くの鵜原で海水浴。

 本当なら鵜原理想郷なるハイキングコースを制覇したいところでしたが、さすがに2日続けてそれは家族からブーイングが出そうな気がしたので自粛して、近くの海水浴場で遊ぶことにしたのでした。
 それにしても鵜原の海は透明度が高い。子どもたちと水中メガネをつけて海中に潜ると、「あれ、鯛じゃね?」「あれシマアジの群れだよね?」「あ、ボラだ」ってな感じにでかい魚がほいほい目に入るんですからすごいもんです。もう大はしゃぎで追い回して遊びました。
 海水浴場で人がたくさんいるのに、その足下をすいすいと魚が(しかもでかいのが)すり抜けていくんですからすごいなあ。

 そんな海で波打ち際を歩いてたら足下を通り過ぎるもんで捕獲されてしまったカニさんがこちら。

 ガザミ(ワタリガニの仲間)かと思って捕まえたんですけど、どうもちがうみたいです。ワタリガニは一番後ろの足が水かき状になってるのに対して、こいつはすべての足が水かきっぽい。これでめっちゃ器用に砂を掘ることで潜って逃げようとします。ただし、ある程度体が埋まると安心するのか止まっちゃうんですよね。そこを砂の上から指で押さえて獲りました。

 正体は不明ながら、たぶん食えるだろってことで、「飼おうよー」と言う子どもたちに対して容赦なく「食う」と宣言し、小さいのだけ逃がしてあとの2匹を持ち帰ることに。

 それにしても楽しい海でした。うちの家族は自分以外あまり海が好きじゃありません。その理由が「臭い」「ベタベタして気持ち悪い」「海中が見えなくて楽しくない」あたりのようなのですけど、これが鵜原の海だと一切当てはまらないらしく、皆して「この海は別」とずっと楽しんでいたのが印象的でした。
 確かに海特有の生臭さもないし、ベタつきも軽いんですよねここ。

 無邪気にケタケタ笑う子どもたちはいっぱい見れたし、家族の持つ千葉に対するイメージもグンと向上したしと、実に良い旅行になりました。

 さて旅行から戻って翌日のこと。持ち帰ったカニをあらためて調べたところ、どうもキンセンガニという名称だとわかりました。食用としてポピュラーなカニではないものの、食えないわけではないっぽい。
 じゃあ食おうってことで、いまだ元気なカニさんたちに冷え冷えの氷水を作ってその命をまっとうしていただきました。

 そしたら亀の子たわしで甲羅をゴシゴシして鍋に投下。みそ汁に。

 いいカニの出汁が出て美味しかったです。ただ、汁を全部飲み干した後で、殻を割って身を食べてみたんですけど、可食部はあんまりありませんでした。
 「食用としてポピュラーではない」というのもさもありなん。

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 ふるさと納税でもらった感謝券があるので、今年の家族旅行は千葉県内の勝浦市へ行くことになりました。どうせ税金で取られる予定だったお金と思えば惜しむ気持ちもさらさらありません。じゃあ黄金風呂で有名なあそこ行こうぜ~ってことで、ホテル三日月へ行ってみることになったのです。

 個人的には「感謝券ってすばらしい派」なんですよね。うちの家族は横浜在住時に行き慣れた伊豆びいきが強くて、なかなか千葉の素晴らしさに目覚めてくれなかったのです。ところが「感謝券あるからお金いらんよ」と言えると「だったら行く」となりまして、実際連れていってみれば「千葉楽しいね!」となって着々と千葉県愛が育ってきているのです。ほんといい制度だよなーと思っています。なくなるのは実に残念。

 そんなわけで勝浦へ向かうわけですが、なんせ県内なのでめちゃ近い。いきなり朝から行ってしまうとすぐ現地に到着して時間を持て余す恐れがあったので、まずは山へ向かってみることにしました。
 そちらの模様についてはYAMAPで。

 山行のあとは、近くの道の駅でのんびり風呂につかり飯を済ませて、そこから一路勝浦へ。
 到着したホテル三日月は、チェックインしてみたら部屋から一面海が見えるし、目の前がビーチ&港だし、流れるプールで遊べるスパもあったりと、大満足のホテルでした。黄金風呂は...まあ初見のネタとしてはいいかな。

 この日は山登りの疲れもあってか、ホテル内でのんびり過ごしてたらみんな心地良い疲れでそのまま眠りに落ちて朝までぐっすりでした。
 「せっかく目の前に港があるんだから夜釣りに行こう」とか言ってたんですけどね、ってなわけで2日目に続く。

20170523.png昨日書いたランチはゴールではなくむしろ出発地点であり、本命はそこからさらに小一時間ほど田んぼ道をブルブル~と走った先にある睦沢町の歴史民俗資料館でした。

ここになにがあるのかというと、今月末まで刀剣の展示をやってるんですね。入館無料。

敗戦の折り、「武器は没収」ってことでGHQに接収された刀剣がたくさんあったらしいんです。多くは海に投棄されたり米国で好事家の手に渡ったりしたんですけど、後に一部返却されて、その中からこの町がいくつかもらい受けた刀がありますよと。
そのもらい受ける時の条件に「ちゃんと一般に対して展示してね」という条件があったみたいで、毎年町の予算からコツコツと研磨代を工面して、保管状態が酷くて錆だらけだった刀剣たちが見事蘇って一堂に会しておりますよ...という展示なのでした。

中に入ると「常設展示もありますよ」ということなのでまずはそちらから。好物は最後に食べる質です。

なんか睦沢町が農村としてどのような営みを行っていたかが、当時の道具とともに解説されていました。
この手の展示って、意外と町ごとにあるんですよね。大人になってから見ると、そういう地域に密着した小規模な展示が案外楽しかったりします。ツーリング中の寄り道にちょうどいい感じ。

そしていよいよ2Fにあるメインの展示を...と上がってみたら、そちらは残念ながら撮影禁止。
中に入ると、ガラスケースに21本の刀剣が整然と飾られていて、かつその1本1本に照明が当たるよう配置されてます。きちんと研がれた刀身が、この照明でぬらりと光るんですよ。見る位置を変えれば光る位置も変わります。舐めるように刀の束部分から切っ先まで視線を移していくと、光がそれを追うように輝いていくのがなんとも美しい。ちゃんと研がれた日本刀ってかっこいいなあ。

そんな具合に「ほお~」と惚れ惚れしてした目が、ある短刀の前で一点に釘付けになりました。
「村正」
説明書きにはそうあります。言わずと知れた妖刀村正です。あの「徳川家を祟る」とかいう伝説のやつ。

え?なにこれ、これすごいやつなんじゃないの?

びっくりして横に目をやると
「虎徹」
...これ新撰組で聞いたことやるやつやん。

他にも、「なんか聞いたことある気がする」という銘が彫られた刀剣がちらほらと。
田舎のちっこい無料展示だからと舐めてた。丁寧に飾られてるし、田舎だからこそ人がいなくてじっくりゆっくり見てられるし、それでこんな刀が拝めるなんて!すげえ!

もう大満足で出てきましたよね。

向かいの公園でもなんかイベントやってたので見に行ってみたら、その片隅で自衛隊の方が働く車を展示してました。

乗っても構わないということだったので、運転席に座ってハンドル握って「うっひゃー」とか「ほへー」とかあちこちの計器を見て感心することしきり。

さらにお隣の公民館には図書室があるみたいだったので覗いてみたら、「漫画喫茶?」って一瞬思っちゃうようなラインナップが。ジャンプコミックスが書棚4つ分ズラリと並んでました。久しぶりに幽遊白書の戸愚呂編が読めて面白かったです。

いやー、楽しいなあ睦沢町。

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昨日の4コマにも書きましたが、この間の連休中に、南総里見八犬伝ゆかりの地をいくつかまわってきました。

ウチの家では、子ども2人がほんとに里見八犬伝にハマっているのです。
城を見に行けば刀を欲しがるし、今までそういった箇所の展示なんか見向きもしなかったものが、鎧甲や日本刀に対してすばらしく目を輝かせてる。松本市に行った時は、土産物屋で模造刀をさわる機会があったんですけど、もうすごいの、目からよだれが出るんじゃないかってくらいに興奮してるほど。

元々のきっかけは、自分が「そろそろ観賞できるんじゃないか?」と、角川版の里見八犬伝を見せたことでした。
途中、いくつかグロいシーンもあるので、まだ小2だった息子の方は途中で怖さが臨界点を超えてギブアップ。いっぽう小5の娘は「おもしろい」と見はまって、そこからは『里見八犬伝』と名の付く本は片っ端から読むようになりました。

で、姉ちゃん大好きっ子な息子くんとしては、姉がはまってるものは気になるわけです。姉の方は姉の方で、誰かにおもしろさを伝えたくて仕方ない。こうして息子も娘の方から里見八犬伝のあらすじを聞かされるようになり、興味が芽生え、リタイヤした角川版を再度見てみることになり...。
今じゃ二人して、ウチら親よりも、原作の南総里見八犬伝に詳しくなっているという始末なのであります。

この先日本史の勉強が出てきた時、そこへ興味を持てるかどうかは大きいと思うし(自分はその時点では興味がなかったのですげえ苦手だった)、なによりも「好奇心を満たす喜び」というのは早いうちに覚えさせてやりたいもの。
そんなわけで、せっかく近場だからということもあり、県内のめぼしい箇所をピックアップして、「ゆかりの地めぐり」として1日セルフツアーとしゃれこんでみたのでした。

義母もいっしょに行きたいとなったので、道中では予習として延々と里見八犬伝の上映会。ただ、個人的には映画版を見たかったんですが、より原作に近いTBSドラマ版の方が子どもたちにはウケがいいらしく、そっちを見ることはできませんでした。残念。

ツアーの1箇所目は、八房と伏姫が暮らしたとされる洞窟跡。

言うまでもないですが、当然フィクションですし、作者の滝沢馬琴氏は千葉にゆかりのある人でもないので、こんな洞窟を知っていたとも思えません。なので後になって一部のファンがそれらしい場所を作ったか、それともたまたまあった洞穴を「おお、まさにこれは!」と聖地扱いにしたんでしょう。
中には八犬士の玉やお墓が祀られており、たくさんのお賽銭がありました。今でいう力石徹の葬式みたいなもんなんだろか。


ここは伏姫籠穴という名前で、このような門をくぐり階段を登った先にあります。特に住所があるわけじゃないので少し辿り着けるか不安でしたが、中学校脇の細道を進んで行けば無事着きました。駐車場もトイレも完備。

続いて向かった先は、お話の舞台である滝田城。

といっても城があるわけじゃなくて、城跡になります。この看板を起点に山道を延々と登っていくことになるんですけど...

かなり登った先でようやく見つけたのは、伏姫の像となんか立ち入り禁止になってる展望台。

一同「えええええ~...」って脱力感に追い打ちをかけるがごとく、伏姫像前の展望台につながる小道で、クマンバチらしき蜂がずっとホバリングしたまま動かない。試しに一人で近づいてみたら、ブォン!と寄ってきて威嚇、離れたらまたホバリング。それが2匹。
明らかに何かを守っている感じなので、ここは無理する場所じゃないやと引き返すことにしました。

後で案内図を見直したら、あの先に城跡らしき土台とかがあったみたい。あの展望台がゴールだと思ってた。

ここで昼休憩をはさみ、道の駅に立ち寄ったり、富浦漁港脇の魚料理屋さんで腹一杯飯を食ったり。
けっこう時間がおしてきたので、この後向かう予定だった延命寺(里見家の菩提寺)はスキップ。天気も崩れてきたので、これ以上ひどくなる前にゴールの館山城を目指します。

そして館山城。

駐車場から見たら「おおお、立派だ!」と思ったんですが、実は山が立派なだけで城自体は3階建ての小さいものでした。近くで見ると昔バイクで立ち寄って「ちっちゃいなー」と思った大多喜城とあんまり変わりないような。

でも中に入るとびっくり。南総里見八犬伝のオリジナルが全巻所蔵されてるんですよ。挿絵なんかも見えるように広げてくれていて、雰囲気がすごく伝わってくる。
「これを刷って流通させてたのか!」
まさか本物中の本物を見れるとは思ってなかったので、これだけでもう満足でした。

城から少し進んだ先にも博物館があるというので、そちらも見てみることに。

この、姉弟が並んで先を歩いてる後ろ姿が好きなんですよね。
あと何年こういう姿が見れるのかなあ。

というところでツアー終了。
どの場所もやたらと歩く必要があったので、そんなに数をまわったわけじゃないですけど、すごく時間と体力を食いました。でもおもしろかったー。
またなにか興味を抱く対象ができたら、こんな感じでツアーを組んでまわりたいと思います。

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