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イラストは、昔自分が所属していた会社であった一コマです。ああ懐かしい。
先日ここに書いた蟹工船。ちょっと出だしのとっつき辛さもあって、口直しにと夏目漱石のこころを再読してたりなんかしたら、やたらと遅くなりましたがようやく読み終わりました。3分の2過ぎたあたりからはグイグイ読めた。おもしろかった。
なんだろうな、読み終わって思ったのは「今も昔も変わんねぇなー」ってこと。もちろんここまで目に見えて酷い話はまずあり得ないだろうけど、それはわかりやすい手酷さが減ったというだけでしかなくて、言ってみれば三原じゅん子の「顔はやめな。ボディーにしなボディーに」なわけです。
脚気(かっけ)になったり、ムチや拳のあとが残ったりはしないんだけど、玄関先でぶったおれて1mmも動けなくなってそのまま救急車とか、トイレ行こうとフロアを出たら同僚の子がぶったおれててびっくりしたりとか、会社との約束破って退社したから借金背負わされて分割払いとか、そんな話はままあるわけです。というかウチの会社の話だな。精神的に病むなんてのもよく聞く話だし。
蟹工船に出てくる監督のようにピストル撃ったり棒でどつき回したりはしないんだけど、見えないように、バレないように姿形を変えてるだけで、「社員を追い詰めてより働かせる」という理屈は同じ。つまり「ボディーにしな」なのかなぁと。
こんだけ時代背景が変わっても変化してないってことは、これが多分根っこなんだろな。
あと自分の本を読んで「いずこも同じか」と感想を漏らす人というのは、こんな心境なのかもしれないなぁ…なんてことを思ったりもしたのでした。