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2008年4月

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先週末ふとテレビを見たらタイタニックがやっていて、「おお、HD画質はさすがに綺麗だな、本気でブルーレイ欲しくなるな、ってことはプレステ3か、プレステ3なのか?」なんてことを考えながら見ハマってしまいました。
タイタニックっつーと言うまでもない、1997年に公開されたアカデミー賞とった名作映画でありますな。主役のデュカプリオくんが画家志望の貧乏な若者で~、それが貴族階級のおなごとやがて沈みゆく船の中で知り合って~…という映画です。

その日やってたのは前編だったので、途中でぶちっと終わっちゃうんですね。「明日に続く」なんて感じで。
見ハマった状態で明日まで待てるわきゃないだろってんで、自宅にあったタイタニックのDVDを引っ張り出してきてそのまま最後まで見てしまいました。

これ、10年前のロードショー時にも、映画館で見たんですよ。
そんで、すんげえ泣きまくったの。悲しいとかそんなんじゃなくて、いやそれもあるんだけど、自分のふがいなさとか、色んなものが感情移入しまくっちゃって、ドダダー…と。

スクリーンの中で画家を目指して前だけを見て一生懸命な主人公は、まさになりたかった自分で、でも映画館の席に座ってるのはそうなれなかった自分で、スクリーンの中のなりたかった自分は懸命に生きて生きて死んでいって、なんで死んじゃうんだよー、なんでお前が死んじゃうんだよーって。

泣いたなぁ。
泣きまくったなぁ。

色々と行き詰まってて、それこそ自分がゴミクズカスに思うことも多い時期だったんで、余計にくるものがあったんだろうなぁ。
なんて書いてたら長くなっちゃったんで、詳しい話はまた次回。

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10年前といえば、プライベートでは結婚した後で、会社の方ではわけのわからん配置転換をくらった後のことでした。
なんか開発部から営業部に強制配置換えをくらって、しかも「営業は素人でしょ?」と降格処分されちゃってた。来年度の給与が下がるのイヤだったら、今から来期までの間で結果を出せとか言われてた。

で、営業部に行ったら暗礁に乗り上げてた自社開発プロジェクトがあって、なんかしらんが「助かった」とか言われてその火消し役を仰せつかって…。
このへんの話は拙著『新卒はツラいよ!』に詳しいです。マンガなんでさらりと書いちゃってますけども、それくらいの方が胃もたれしなくていいと思う。

この時期はけっこう忙しく働いてたんだけど、一番つらかったのは「この働きは誰も幸せにしない」ということにうすら気づいていたことかもしれません。家族からは「なんでアンタがそんなことしなきゃ(そこまで働かなきゃ)いけないの」と苦情が出るだけだったし、会社からのぞまれてたことなんかどれもこれも対処療法でしかなかったので、そんなん片付けても上層部が幸せになるだけで周囲の誰も幸せにならないし。
そもそも「こっち側に来い」的なトーンの話ばっかだったしなぁ。ダースベーダーかっつうのな。

ようするに、自分が頑張ったとこで誰も幸せにならん。むしろなんか知らんが責められてる。
なんだそれは、それは俺が悪いのか?
みたいな状況だった。
みんなが自分に「こうあって欲しい」と願うんだけど、それは全部バラバラで両立不能なことばっかりで、そもそも自分自身がそのどれにもなりたくないと願ってた。

でも、根っこではわかってたんですよね。
本当は自分がぜんぶ悪かったんです。「オレはこうなりたいんだ!」と主張して、説得して、周囲の誰もがその思いに納得するような頑張りを見せて、ってことをしてこなかった。本当は美大とか美術方面の学校に進んで勉強してみたい気持ちがあったくせして、「就職口がないだろうし、どうせ皆すごく反対するだろうから」と勝手にあきらめて最初から無難な選択ばかりしてきてた。

常に「それが現実的な路線だから」が合い言葉。
そんなだから、他の人が他の人なりの思惑をのせてきちゃうんですよ。

その結果、自分の行動を制限する鎖ばかりが増えてったんですよね。
それでなんか息苦しくて、窒息しかけてて。そもそも会社に寝泊まりして夜中に叫びながら目を覚ましてたりした時期でもあるしで、もう金魚でいえばパクパク水面にあがってきてる状態ですよ。

映画館でタイタニックを見たのは、ちょうどそんな時でした。

そりゃ「画家を目指して一生懸命な主人公」なんだもの、応援しちゃいますよ。自分がなりたくてなれない像がそこにあるんだもん。気持ち入りまくりですよ。

ちなみに当時やってたサイトの方で、これと近い時期に勢いで描いて「ああ、心安まるなぁ」と思ってた4コマまんががコレ(「そんなこんなの日々 第22話」)だったりします。
病んでるよなぁ。

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で、話は回想から現在の自分へと戻るわけです。

久しぶりにタイタニックを見終わった私は、「ああ、やっぱいい映画だなぁ」と余韻にひたって、ふと不思議になったんです。いい映画だし、ジーン…としたんだけど、単にこれを悲恋物語として見てる自分がいるんですね。10年前の時とは明らかに見方が変わってる。

あれ、なんでだろう。年食ったせいかな。

そう思って、10年前を振り返って、そうかと得心がいったのは、「今の自分はかつての自分よりずいぶんマシな自分になることができた」ということなんだろうと思い至った時でした。

今の自分には、鎖なんてかけらほども見えないんですね。何も縛るものなんてないんです。
家族が増えて、背負うものは大きく重くなったけど、それは間違いなく自らがのぞんだものだし、背負っていられる自分が誇らしいと思えるし。

「ああ、あの時から今に至る10年の間で、ずいぶんと正直に生きられるようになったんだな」
もう、主役のデュカプリオくんを見ても、うらやましいとも憧れるとも思いませんでした。

10年前の自分は、その後も色々と紆余曲折があって、さらに3年ほどは鬱々と悩み苦しみ、色んなものに縛られていたと思います。

「でも、それを越えたら1個ずつ鎖は消えていくから。んでもって、その時鬱々と悩んで悩んでしてきたことは、ひとつたりとも無駄になってはいないから」

記憶の中にいる10年前の自分に対して、そんな言葉をおくりたくなりました。で、そう思える今の自分が、少し嬉しくも思えました。
正直まだ将来をながめると背スジが凍ることは多いんですけどね。それでも、窒息死しかけてるよりかはなんぼかマシですわね。

…ということを、タイタニックを見てつらつらと思ってしまったのでした。
そのうちBD版を買っておいて、10年後にまた見よう。うん。で、その時映画の中の人たちに負けないくらい一生懸命生きてきたぞと思えることを、こっから10年先への目標にしよう。

とも思いました。

ちなみに、この話を後の方で見てたカミさんに言おうとしたところ、「アンタその話、10年前もさんざん聞いたよ」と一蹴されてしまいました。
ああ、そうね、あん時もいっしょに見てたもんね。
よほど10年前の私は、映画を見た後うるさかったみたいです。

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先日も告知いたしました通り、本日4/7からWebCareerさまWebサイト上において、「SEフトシくんの…知っておきたい!! 転ばぬ先の商慣習」という連載がスタートとなりました。

プログラミングは得意なんだけど、「締め日」とか「減価償却」とか、どうも会計用語や商慣習の類は苦手でして…という方に読んでもらいたい、そのあたりの用語を題材に解説を行う月1連載です。

昔そういえば減価償却とか定率法とかの言葉が理解できなくて、お客さんに事細かに説明してもらったことを思い出しますよ。客先の会議室で、ホワイトボードを使ってそりゃ親切丁寧に教えてもらったもんです。

いっさい理解できませんでしたけど。
あ、もちろん、自信満々にうなずくことだけはしてましたよ!!

と、過去の恥をさらしたりなどいたしつつ…。どうかよろしくお願いします。

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お知らせが重なっちゃったので書けなかったのですが、日頃お世話になってる技評さんのWebサイト、gihyo.jp上でも4月だけの特別企画として「きたみりゅうじの4月の風景」という短期連載がはじまりました。

4月といえば新しく社会に出てくる者あり、新しく後輩を抱える者あり、新しく役職につく者あり…という季節。そんな季節にありがちな1場面を、トホホ話的にちょいと切り抜いてみましたよという企画です。

4/7(月)スタートで、以降4/28(月)まで毎週月曜日更新の4回構成。ちなみに昨日公開された第1話はこちらです

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先日お仕事させていただいた書籍の見本誌が届きました。
カバーと本文内のキャラクターイラストを描かせていただいてます。

ワンダフルシステムという架空の会社をサンプルにして、リアルなシチュエーションでビジネス文書の書き方を学ぶ…ということで、その登場人物である主人公やマドンナさんの絵なんかを描きました。
ビジネス文書って独特なもんがありますよね。簡潔に、用件をすっぱりと、でも冷たくなりすぎないように書かなきゃいけなかったりするし。慣れてくると、かなりくずしても大丈夫になってきたりはするんだけども。

ちなみに私は「そんな言葉なんて、伝わりゃいいんだよ」なんて言いながら、後輩から「ご苦労さまです」という書き出しのメールが届くと頭に来るような狭量な人間だったりいたします。

知らなきゃなんとも思わなかったんだろうけども、慣れって怖い。

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またまた見本誌が届きました。
こちらの本では、カバーイラストを描かせていただきました。

見てわかる通り、昨日の本と同シリーズの書籍です。
今回カバーイラストのイメージとして、「ネットワーク用語集で描いたコンピュータみたいなものを」と依頼を受け、ひさびさにコンピュータくんを描きました。そういえば件の用語集を出した後に、これを自社のイメージキャラに使いたいというオファーをいくつかいただいたんですよね。安全第一のヘルメットかぶらせたりとか、そーいう図案でどうかって話で。

うん、けっきょくどれも受注には至らなかったんですけどもね。くすん。

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またまたまた見本誌が…すみませんすみません、連日宣伝みたいにばっかなっちゃってすみません。
こちらは小飼弾さんがWEB+DB PRESSでやってた連載に加筆修正を行い単行本化した本なんですが、そうした「単行本化にあたっての追加要素のひとつ」として、小飼さんにインタビューする役どころを務めさせていただきました。

あともちろん参加するからにはということでイラストも数点描かせていただいてます。

小飼弾さんとはWEB+DB PRESS主催のイベントでお会いしたのが初見でして、その時ご挨拶させていただいた縁があって今回の指名となりました。謙虚で気のいいオジサンだな~と思っていたら自分とほぼ同世代だとわかり、かなり驚愕したことは秘密の内緒話です。

ところでですね、インタビュー場所は弾さんの自宅だったんですけども、そっから自分の古巣の会社って歩いてすぐなんですね。
「そーいえば後輩から、今年こそ会社へ遊びに来てくださいって年賀状もらってたっけかなぁ」と思い、ちょっと立ち寄っていこうかと思ったんですが…。

よく考えたら、ヤツのケータイ番号もメールアドレスも知らんじゃないかと。
退社後にドメイン変わってるから、皆さん新しいアドレスわかんないのよねぇ。

「来い」というなら行くのはやぶさかではないので、お願いですから年賀状には連絡先をのっけておいてくださいませ。>後輩くんへ

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ウチの家族車はホンダのオデッセイ。冬場にチェーンで傷をつけちゃいまして、こっから錆が出てきたもんだから、昔からお世話になってるホンダディーラさんへ修理に出していました。
で、それを受け取りに行ってきたんです。

横浜にあるお店なので正直めんどくさいんですけど、10年前はじめて行った時についてくれた担当さんがいい人で、色々お世話になってるうちにその人が店長さんにまでなっちゃって。でも、相変わらず担当についてくれて良くしてくれるもんだから、「こりゃもう縁は切れないな」となってしまったお店です。もうここまできたらサービス込みで車買うようなもんで、車種どうこうの前に安心感が違う。したがって、ウチで車を買い換えるとなったら、まずは「ホンダでそんな車出てる?」と家族会議を開くのがお約束です。

でね、ウチのカミさんが最近「スライドドアの車が欲しいな~」と事あるごとに言うわけですよ。確かにあれは子持ちにとってかなりの便利アイテムなので、その気持ちはよくわかります。とはいえ、ウチは去年家を買ったばっかだし、このオデッセイだって「乗り潰すぜ!!」の勢いで買ったもんだしで、「欲しいけど…まぁ買えるわきゃない」となるのが常でした。

そんなカミさんに「ホンダのアルファード・エルグランド対抗のLサイズミニバンはこれ!!」というのを見せた時に、どんな反応すんのかなーと思いまして。せっかくディーラーに来たんだから見せてもらえばと、「ホンダ エリシオン プレステージ」という車を見ることにしたんです。
予定だと、「めちゃくちゃ欲しくなっちゃって目が輝いてるカミさんを、冷ややかにたしなめて遊ぶ」つもりの行動でした。

案の定、カミさんの目は輝いてますよ。意外なことにムスメの目も輝いてます。ムスコは寝てます。

ただ、一番目ぇ輝いちゃってんの、オレだったりして。

なにこれ、すっげえ欲しい。
すっげえすっげえすっげえ欲しいんですけど。

もう頭の中は「欲しい欲しい」と連呼しまくりで、寝ても覚めても頭から離れてくんなくて、びたんびたんと欲しすぎて脳みそがのたうちまわってる状態ですよ。

今日も朝からカタログをじーっと見ていたら、カミさんに「いい加減仕事しろよ」と頭をスパンってはたかれました。うん、確かにその通りだわな。
しかし、あといくつイラスト描いたら、この車買えるのかなぁ。

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おもしろいですよ、「マリオカートWii」。
Nintendo64版でハマりまくった以来なので、懐かしくて涙が出そうです。64版のコースもあるんですよねコレ。

びっくりしたのが、「しょせんオモチャだろ」と思ってた専用ハンドルがなにげにいけてるぞって点。5歳のムスメに持たせたら、一応それなりに完走できちゃったくらいにいけてます。
そーいや昔、友だちん家ではじめてファミコンのマリオブラザーズやった時は、右へ左へとコントローラごと身体も傾けてたりして失笑を買ったものですが、あのノリでさほど違和感なく操作できちゃうんだからすごいわなぁ…と。

ちなみに、夜子どもらが寝静まった後にマジプレイをやったんですが、「おおっと」とか「うお、うっひょ~」とか声が出ちゃって、「うるさいよお前」とカミさんに怒られました。

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今週水曜日に、『シスタン 〜システム担当を雑用係と呼ばないで〜』という連載が最終回を迎えました。
その日の昼過ぎに突然担当さんから「時間を作れないか」と声がかかって、夕食をごいっしょすることになりました。

連載終了のお疲れ様会です。

…というか、突然決まった今回の流れに関してかなり気に病むところがあるらしく、その罪ほろぼし的な気持ちの方が強かったのかもしれません。で、新しい所属先が決まって、自由に動けるのが今日で最後なもんで、できれば今日…ということになったのです。

そんなわけで、ウチから歩いて少しのところの韓国料理屋さんでマッコリを飲んでゲラゲラやってきました。

こちらとしては、行く先の決まってなかった担当さんの、落ち着き先が決まったということでほっとひと安心。連載のことは仕方ないのです。己の力不足もあるし、うん。

最後のお別れの時に、深々と頭を下げる担当さんの姿が印象的でした。
なんだかんだと約3年。ほんとにお世話になりました。

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