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プールで葛藤

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娘の幼稚園が夏休みに入っているので、なるべく休みの日にはどっか遊びに連れてってやるようにと心がけています。夏休みの絵日記が、楽しい思い出で埋まりますように…なのです。

で、先日も近所のプールにお出かけしていたのです。
めちゃくちゃに暑い日でした。どんだけ暑いかというと、ビーチサンダルを忘れた私は、あまりに地面が熱いもんだから、まともに歩くのも叶わんといったくらいに暑かった。ちょっと歩いてはプールに足をつけ、ちょっと歩いては水たまりを探しとしないと、まじめに火傷するなぁってくらいに暑かったのです。

そんな中、休憩タイムが終わって幼児用プールへと娘を連れて移動していた時に事件は起こりました。

前方から歩いてきた小学生くらいの姉妹がいて、その妹ちゃんの方があまりの地面の熱さに歩けなくなったらしく、その場にへたり込んでしまったのです。お姉ちゃん、困りました。「熱い歩けない」と言われても、歩いてくれないと熱くない場所には行けないのですから当然です。
どうしようどうしようと焦りに焦った表情の後、お姉ちゃんはいずこかへと走り去ってしまいました。多分助けを呼びに行ったんでしょう。

ところがそれを見た妹ちゃんは、あろうことか、その場に寝ころんでしまったんです。大の大人ですら「まじで火傷しそう」と思うほどに熱せられた地面にです。そしてピクリとも動かない。

こりゃいかんと思うも、まぁすぐに誰か来るんだろうと思い直し、でも誰も来る気配がないので、こりゃやっぱまずいんじゃないかと去るに去れません。そんなわけで、連れていた娘を日陰で待たせて、その子のとこに駆け寄って…で、ふと考えた。

これ、抱っこして水場で冷やしてやろうと思ったけど、「いやー」とか叫び声あげられたら、ただの変質者扱いだよな…と。

そんなわけで、近くまで駆け寄りながら手は出せず「大丈夫か? 水のとこまで抱っこしてってあげよか?」と声をかけるにとどまる始末。けれどもこれが口火となって、他に居合わせた大人たちからも同様に、「水をかけてあげよか?」「大丈夫か?」と声がかかります。
どうやらみんな、思うところは一緒だったらしい。そして皆さん、一定以上の距離には近づこうといたしません。これも一緒。

しばらくすると父親らしき人が「すみませんすみません」とやってきて、事なきを得たんですけどね。

100%ヤバイという状態なら迷いなく手を出せるんでしょうが、なんか「ちょっとした親切」ということが、どうもやりづらい世の中になっちゃったなぁ…などと思うひと幕だったのでありました。

コメント (7)

みやた:

場所にかかわらず小さい子が一人でいる状態と言うのは、子を持つ親としては物凄く気になる状況ですよね…。
自分は母親の立場だからこのままでは危険と判断したら、知らない子だろうがグズろうが安全な場所まで抱っこするのに抵抗はありませんが(自分的にも見た目的にも)男性の方は一瞬で変質者扱い…辛いですね。

まぁ、その子も大事に至らず何よりでした、と同時に小さい子を自分で見ていない親出て来い!な気持ちです。
まだまだ夏休みは続きますが、きたみさん宅も事故等には充分気を付けて残りを過ごして下さいな。

名無し:

娘さんと一緒に助けにいけば無難にいけたと思う。

くれび:

「大人でも熱いと感じる所」に、娘さんを連れていけなかったのでは?
娘さんを抱えて、他のお子さんを抱っこするというのも難しいでしょうし。

子供が犠牲になる事件が多く取り上げられているので、男性が手助けするのは配慮が必要になってしまいましたね。
女性ならば、そのまま抱えて日陰に移動させても、騒ぎになる事はなさそうですけど、難しいですね・・・。

JIN:

子供を連れ去る大人の女性もいるのに犯罪者として見られるのは男だけ。
不公平ですね。

匿名:

いつも楽しく、ブログを拝見させてもらっています。
ふと思ったんですが
娘さんをせっかく連れていらしたんですから
娘さんを手につないで側に寄っていって
娘さんに「熱くないところまで一緒に行こう」と
言わせれば・・・・

・・・。

・・・・・。

・・・なんか自分の言ってる事、
すごく変ですよね。
そもそも、"助けてあげよう"という気持ちが
犯罪者にみたてられる社会って悲しすぎですよね。

たぶん:

ちょっとした親切がやりづらい世の中ってのは同感です。
が、だからこそ問題解決能力が試されていますよ!
SEには一番必要な技能!もうSEじゃないんで別にいいんですが(苦笑)

娘さんと一緒に助けに行く、が正解でしょうね。
小さい子二人くらい抱えられるはず。どう考えてもバイクより軽いでしょ。
どうしてもだめなら、娘さんと一緒に声をかける->だっこする、という話しになったら娘さんをいったん日陰において戻る、でいいのでは。

まあ、そんなところに子供二人放置になってしまったそのお父さんが一番悪いんですけどね。

通りすがりの母親:

いつも楽しくブログを読ませていただきありがとうございます。

自分はこういうときは、驚かさないように大声で周囲にもアピールしながら子どもに声をかけて自分のしたい行動に持ち込んでおります。

たとえば迷子の子どもを見つけたら、名前を聞き出して抱き上げて「Aちゃんのお母さん~、Aちゃんが探しています~」等大声を上げて近づいてきた親が怪しまないようにし、親に面と向かったら笑顔を相手に向けて事情を説明する。
普通の人は、変質者であれば声は自然と小さくなるだろうし相手の顔を堂々と見ることはないと考えるだろうと判断して上記のような行動をしています。
私が女性であることも大きいでしょうが、今のところ成功率100%です。

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2008年8月12日 12:39に投稿されたエントリーのページです。

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