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そんなわけで、連日書き続けている『おもいでばこ』。これについて自分が特に要望したいのが「見せる」という機能の充実です。正直今は「見る」ことができるデバイスであって、「見せる」ことはできないと言っていいに等しいと思う(本体を直接持ち歩いちゃうとか手はあるけど)。※
でも写真って、特にアルバムに編集するのって、「見せる」という前提は欠かせないと思うんですね。
この歳になると日頃の親不孝を恥じる部分もあるので、親に何か買って送ろうかなーという気持ちになることも増えてきます。たとえばiPad買って贈ろうかなとか、たとえばデジカメをプレゼントしようかなとか。おもいでばこの前機種を使って「便利だ!」と思った時にも、ちょっとプレゼントを考えました。
その時いつも考えるのは「贈って果たして親が自力で使えるか?」ってこと。
おもいでばこは、おそらく自力で使えます。
でも肝心な部分が欠けていて。
うちの親が本当に見たい写真ってのは、孫の写真なんですよね。このおもいでばこは、自分たちが撮りためた写真の管理について、「確かに便利だ」と受け止めてはもらえるでしょうけども、肝心の一番見たい写真たちは、そこに一切入ってきてくれないのです。結果、プレゼントはやめにしました。だって一番やりたい「孫の写真を手軽に送って見てもらうこと」ができないから。
おもいでばこに対して「ちょっと高い」という声が時たま見受けられる理由も、こうした「"自宅で"撮りためて"見る"」という限定された活用範囲に、ひとつ理由があるんじゃないかなーと思っています。誰かのため、何かのため、という理由付けがちょっと弱いので、自分で自分の背中を押しきれなくなっちゃう。
先日からクラウドクラウド言っていたのもここが理由で、「見せる」という機能の実現に一歩進んで欲しかった。あとバックアップを宅外に置いて「万が一の火事や地震でも、おもいでばこはあなたの思い出を守ります」とかうたって欲しかったなーというのもあったり。
その一方で、従来からのメインターゲットを想定すれば「よくわかんないけどネットに置かれるとか流出が怖い」と配慮が必要になるのもわかります。だからクラウド対応が見送られたと聞いても、あーそうかやっぱりなーと納得はしました。
それでも、「見せる」という部分はやっぱり拡充して欲しい。そこで、たとえばアクセスできるデバイスを限定することで、そのへんの懸念を払拭できないものかと。許可されたアルバムについてだけ、おもいでばこ間であれば互いに送り合うことができるような。
これであれば自分のやりたいことができるようになるので、親にプレゼントする動機付けが生まれます。うちの親は、写真を撮ることも好きな方ではあるし。
でも、まだちょっと弱い。写真を撮る趣味のないじいちゃんばあちゃん宅だった場合、「孫の写真を見るためだけに新しく機械を1個置く」というのはどうにも少しおおげさな感がある。
そこで、「孫接待用としてじいちゃんばあちゃん宅の普及率が意外と高いニンテンドーのWiiやWiiU」を活用するのはどうか。
Wiiウェアとしておもいでばこアプリを有料販売して、こっちは許可されたアルバムの参照オンリーにするの。これなら新しく機械は必要ないし、DPEサービスともWiiは連携してるから、気に入った写真を現像に出して飾るってこともできる。それでいて、パソコンみたいに好き勝手できないから安心。
いいなー、いいと思うんだけどなーこういうのできるようになると。
...というわけで、犬としての立場を逸脱して、「こうなって欲しい!」という妄想を書き散らかしてみました。
クラウドに対する要望の声は確実に開発チームさんにも届いているようなので、いずれはアップデートで機能実装されるはず(と勝手に期待してる)。
極力世界を閉じているからこその完成度でもあると思うので、それを開くのはなかなか大変だろうと想像はしますが、なんとか「互いに写真を送り合って、キャッキャうふふできる世界」へと、広げていって欲しいものです。
※フォト蔵というサービスを使って写真を共有する術はありますが、親に使えというのは無理がありそうだったので除外してます。
2015年3月18日 12:09に投稿されたエントリーのページです。
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