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Lightroomのカメラキャリブレーションは、FUJIFILMのカメラとだったらフィルムの色再現がすぐできて、とても使えるやつだった

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 Lightroomのカメラキャリブレーションって、PENTAXのカメラ使ってる時にはプロファイルを選択しようとしても「Adobe Standard」しかメニューに入ってなくて「なんじゃそりゃ」な項目だったのです。K100D以来ずっとPENTAX党だった自分には、いつしかこれは「ないのも同然」な項目となり、存在自体すっかり忘れ去っていました。いやまじで。

 一方、FUJIFILMのX-T20を買って、そのフィルムシミュレーションの色で吐き出されるJPEG画像に惚れ惚れしながらも、「この色をスタート地点としてRaw現像できたらなあ」と思い始めていた私。フリーでなんかそういう色味に調整してくれるプリセットがあると聞いてはインストールしてみて、「なんかちがう」...と。
 そしたらフリーソフトに頼らずとも、そもそもカメラキャリブレーションでそういう指定ができるというじゃないですか。え、なにそれ、うわほんとだそれっぽいのメニューに出てきた。うわすごい。

 ひと通り試してみたら、これがアナタうまい具合に色味を寄せてくれてるんですよ。
 そんなわけで、実際にカメラ内現像とLightroomで同じ名前の設定を選んだ時にどれだけの差があるか、比較画像を見ていきたいと思います。

 まずはこちら。LightroomにRawファイルを読み込んで、初期設定の「Adobe Standard」でそのまま書き出したものです。

 これがつまりはLightroomに読み込ませた直後の状態。ここからX-T20のフィルムシミュレーションで出る色に近づけるのが、えらい難儀だったのです。

 続いてはカメラ内現像でフィルムシミュレーションに「PROVIA/スタンダード」を指定した画像(上)と、Lightroomでカメラキャリブレーションに「Camera PROVIA/STANDARD」を指定したもの(下)。

 同じくフィルムシミュレーション「Velvia/ビビッド」(上)と、カメラキャリブレーション「Camera Velvia/VIVID」(下)。

 同じくフィルムシミュレーション「ASTIA/ソフト」(上)と、カメラキャリブレーション「ASTIA/SOFT」(下)。

 同じくフィルムシミュレーション「PRO Neg. Hi」(上)と、カメラキャリブレーション「Camera Pro Neg. Hi」(下)。

 総じてLightroom側は少しシャープネスが強めなのと、ほんのわずかだけ緑が弱いかもという気がしますが、比べたらそうかもというだけで、ブラインドテストされたらわからない自信があります。それぐらいうまく色味を寄せてくれてる。

 これであれば「この色をスタート地点としてRaw現像できたらなあ」という希望はほぼ満足です。それどころか、現像時にフィルムシミュレーションを自由に切り替えることすらできるとか。便利すぎです。

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2017年9月 6日 09:00に投稿されたエントリーのページです。

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