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山登りとか

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 ふるさと納税でもらった感謝券があるので、今年の家族旅行は千葉県内の勝浦市へ行くことになりました。どうせ税金で取られる予定だったお金と思えば惜しむ気持ちもさらさらありません。じゃあ黄金風呂で有名なあそこ行こうぜ~ってことで、ホテル三日月へ行ってみることになったのです。

 個人的には「感謝券ってすばらしい派」なんですよね。うちの家族は横浜在住時に行き慣れた伊豆びいきが強くて、なかなか千葉の素晴らしさに目覚めてくれなかったのです。ところが「感謝券あるからお金いらんよ」と言えると「だったら行く」となりまして、実際連れていってみれば「千葉楽しいね!」となって着々と千葉県愛が育ってきているのです。ほんといい制度だよなーと思っています。なくなるのは実に残念。

 そんなわけで勝浦へ向かうわけですが、なんせ県内なのでめちゃ近い。いきなり朝から行ってしまうとすぐ現地に到着して時間を持て余す恐れがあったので、まずは山へ向かってみることにしました。
 そちらの模様についてはYAMAPで。

 山行のあとは、近くの道の駅でのんびり風呂につかり飯を済ませて、そこから一路勝浦へ。
 到着したホテル三日月は、チェックインしてみたら部屋から一面海が見えるし、目の前がビーチ&港だし、流れるプールで遊べるスパもあったりと、大満足のホテルでした。黄金風呂は...まあ初見のネタとしてはいいかな。

 この日は山登りの疲れもあってか、ホテル内でのんびり過ごしてたらみんな心地良い疲れでそのまま眠りに落ちて朝までぐっすりでした。
 「せっかく目の前に港があるんだから夜釣りに行こう」とか言ってたんですけどね、ってなわけで2日目に続く。

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 筑波山に行った後で衝動買いした、山登り用のバックパック。基本的には気に入っているんですけど、なんか背中がさみしいんですよね。アウトドア用のリュックによくついてるような、服とかを挟めるゴム紐がついてない。バンジーコードっていうんでしたっけ。

 あれがついてりゃもっとかっこいいよなー便利そうだしなーってことで、こいつにも付けてやることにしました。なんかそういうのを通しそうな輪っかがついてるから、きっとオプションってことなんでしょう。きっとそうだ。

 そうと決まれば何かいい感じの紐を見繕ってやるだけです。インターネットさんがきっといい感じの紐を見つけ出してくれるはず...あった。

 これなら後付け感もなく、デザイン的にぴったりフィットしてくれそう。

 で、付けてみた。

 うん、いい感じですね。もう少し肌寒くなってきたら、ウインドブレーカーを着たり脱いだりする時に重宝しそうです。

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 土曜日にあった空手の大会も無事終わり、久しぶりに完全フリーの日曜日。
 ふと朝目覚めた時に、「息子も昨日は疲れたろうし、今日は色々休ませてどこかへ連れてってやるのもいいかもしれぬ」と思いましてね、そのうち登るぞリストに入れてあった伊予ヶ岳の写真を息子に見せてみたら「行きたい!」と言ったので急遽山登りへと出発することになりました。

 実はその数日前に届いたカメラとGPSウォッチが楽しくて楽しくてこれを早く実戦投入したいと思ったけどいきなり皆を置いて1人だけお出かけしてきたら文句言われそうだから何かいい理由をひねり出してみた...というわけではないんですよ。ええ。ちがうんです。

 そんなわけで左腕には買ったばかりのカシオ Smart Outdoor Watch PRO TREK Smart WSD-F20を身につけ、肩にはFUJIFILM X-T20をたすき掛けし、行ってきました南房総。現地に着いたのはなんやかんやあって午後1時。そっから腹ごしらえして、2時過ぎに入山という感じの行き当たりばったりな山行でした。

 このカシオの時計がすごくてですね。スマートウォッチなので文字盤が液晶画面になってて動作するアプリによりいかようにも姿を変えるんです。中でも、YAMAPというアプリを使うと登山地図と自分の現在地がいつでも確認できる。前回道に迷って懲りた覚えがある身としては、これはすごく助かるにちがいありません。一応紙に印刷したものも持って行きますけどね。
 あと登山地図にはコース内の各所要時間が細かく記されているので、全工程中のどれぐらいが残っているかとかを把握しやすいのもありがたいところです。

 YAMAPで取ったログは、ネットワークにつながると自動的にアップロードが行われます。ランニングアプリなんかでよくあるのと同じで、そうして活動日記としてアカウントに紐付いて記録されるんですね。こりゃいいやってことで、今回からはそっちに写真を足して山行の模様をまとめてみました。興味のある方はリンク先で見てやってください。

 あと「山登りに持ち出すのは手持ちのDMC-LX100かな」と思いながら買ったのに、その写りの前に思わず前言撤回しちゃったFUJIFILMのX-T20も最高すぎる。

 山の中で、頭上にいたクモが綺麗な巣をはってたんで撮ってみたんです。この糸の1本1本まで綺麗に描写する写りときたら...。後ろでボケてる光芒も輪郭に筋状のうるさい模様が出たりせず実に自分好み。いやー、いいカメラ買ったなあ。

 山の中では何度かスズメバチに追い回されました。怒ってはいなかったみたいなんだけど、なんかひたすら着いてくるんですよね。なんなんだあいつ。
 それで、逃げようと頭を低くして走ってたら足下に見つけちゃったクワガタくん。

 息子がにっこにこしながら面倒を見ています。

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先日お誘いいただいて筑波山に行って以来、どうもハマり出す気配を見せている山登り。とりあえず1人で近場の山に行ってみようと企んでいたところ、東京に降った大雨のせいか、昨日起きてみたら千葉までやたら涼しいんですよ。千葉は一切降らなかったのに。

こりゃ仕事してる場合じゃねえなってことで、荷物をまとめてバイクに乗って、前から目をつけていた高宕山へと向かいました。だって真夏のくそ暑い千葉で、こんなに涼しい状態で山登りできる日なんてそうそうあると思えないですからね。

9時に家を出て、遠回りとはわかりつつもバイクで走って気持ちのいい、信号のない山間の快走路を抜けて、現地に到着したのは午前10時半。あー楽しかった。
5~6台は停められるであろう砂利の駐車場には、自分の他に車が1台あるだけです。千葉で平日に行動するといつもこんな感じにひとけがありません。

バイクをとめて突き当たりへ進むと、通行止めと書かれて封鎖されたトンネルと、その脇に鬱蒼とした林の中へ伸びる木組みの階段があらわれました。この石射太郎山登山口が今回のスタート地点。地図とか持ってないのでうろ覚えですが、石射太郎山登山口から高宕山頂上を目指し、その後下山して高宕大滝を眺め、川沿いを歩いて再びここへ戻ってくる予定。

まあ、小さい山だし、千葉だし、そんな迷うこともないでしょう(前ふり)。

中に入ると、苔むした石だらけの登山道がはじまります。

頭上からは多種多様な鳥の声。虫もそこへ声をあわせて、しゃりしゃりと踏みしめるそばから足下ではカエルがぴょこぴょこ跳ねていきます。
前回の筑波山とちがって、なんか生き物の宝庫というか、すっかり気分はジャングルを行くインディジョーンズのよう。考えてみたら、子どもの頃はいつも近くの小山を見つけては、そこにわけいって廃屋や沼地を探索したり虫ポイントをマーキングしたりと、子どもなりの冒険をしてたんですよね。山登り楽しいなあと思うのは、ひょっとするとその時の気持ちが思い起こされるからかもしれません。

ただ、生き物が多いのはいいんですけど、「千葉の山にはヤマビルが多い」ってのがちょっとなあ。マムシもいるらしいし、足下から目が離せません...。

幸いそれらに遭遇することもなく、せいぜいリスや蝶々を見かけるくらいでイノシシやシカとの対決を余儀なくされるようなこともなく、あちこち写真を撮ったり途中にあった廃屋内部を観察したり景色のいいところでのんびり休憩したりして進むこと2時間半。
苔むした登山道の中から、いきなり人工物っぽい景色が姿をあらわしました。

なにこのラスボスゾーンへの入口感!

ちょうど上から人が降りてきたので、こんにちはして少し談笑。多分駐車場に止まってた車の持ち主さんなんだろな。

この階段の先には高宕観音のお堂があり、中にはイカす天狗の仮面が飾ってあったり、お堂の脇に岩盤をくり抜いた洞窟があったり。
当然洞窟に入ってみますよね。単にお堂の反対側へと抜けていくだけでした。なーんだ。

観音様にお参りをして、さらに先へと進むと道が二手に分かれていました。
何か書かれていたらしき標識はあるんだけど、どっちも表面が剥がれて文字が読める状態にありません。
なんとなくぱっと見で「道っぽい」と感じた側へ進むことに。

少し行くと、道の途中が崩れたのか自然のトンネルみたいになってるところに遭遇しました。トンネルの上を抜けるか、下をくぐるか...。上は苔だらけだから滑りそうだしなあ...。
少し悩んでいると「ブン!」と大きな羽音がして自分を中心に旋回を始め出す物体が一匹。まさかのスズメバチさんじゃないですかイヤすぎる!
大慌てでトンネルの下をくぐって先を急ぎます。

お、ロープ場だ。

いいねー、冒険気分が盛り上がります。

それを過ぎるとまたロープ場が。
その先にもまた...。
こっちで本当に合ってるよなあ?一瞬そんな疑問がよぎって足を止めると、またもや「ブン!」という羽音。なんだよこいつ勘弁してくれよとまたまた大急ぎでよじ登って逃げる逃げる。

そうしたら見晴らしのいい岩場の上に出ました。どうもさっきの観音様の真上に出たみたい。スズメバチにびびり疲れたのもあってちょっと休憩。

さらに頂上を目指して足を進めますが、どうも道らしき道がありません。

木々に巻かれた赤テープを頼りに進みますが、このテープ自体注意して次を探さないと見失う程度の頻度でしか巻かれてない。この感覚はあれだ、ゼルダの伝説でよく迷いの森的なものが出てきて、注意深く次を選ばないとスタート地点に戻されちゃうあれに似てる。
うーん高宕山の冒険感すごいな。

そうやって歩くこと10分ほど、別の見晴らしポイントに出ました。

でも、ここから先を示す赤テープがない。あれ?行き止まり?

少し戻って探索してみるも、どうもそれ以上には赤テープが見つかりません。少し隠れて見えないとこにあるのかな...とか、ちょっと降りた先にあるのかな...とか思って足を進めてみるも、どうにも見つからず挙げ句は足を滑らせて転ぶはめに。あ、これやばい。地図もなく滑り落ちちゃって遭難するパターンだ。

スマホも当たり前に圏外だし、これはアカンわってことで観念して「ここまでは間違えてない」とわかるポイントまで戻ることに。

「ああ、またあのスズメバチポイントを抜けなきゃいけないのか、イヤだなあ」とか思いながら木の間を歩いてたら、枯れ枝が頭に落ちてきて「痛い!」とまさに弱り目に祟り目。
弱気になるのはお腹が空いてるからだなってことで、さっきの見晴らしのいい岩場の上で昼食をとることにしました。

やっぱこういう時はラーメンに限りますよ。うん。

いやー、しかし景色がいいねえ。

あの正面に見える大きな山はなんだろうなあ。

腹がふくれて人心地ついた後、時刻を確認すると午後2時半を回ってます。観音様にお参りしてから道に迷って1時間ほど浪費したみたい。いくら日没の遅い時期とはいっても、ゴールまでの所要時間を正確に把握してない現状を考えると、ちょっとのんびり構えてもいられません。

気を取り直して再出発すると、お堂近くまで足を止めずにテキパキ進みます。足を止めるとまたアイツが飛来してくる気がしたからなんですけど、そのおかげか幸い再遭遇はせずに済みました。

で、道なんですけどね。
さっきの二手に分かれていたところを、もう少しきちんと確認できるところまで歩いて行ったら立派な登山道があって、すぐに「こっちが正しい」とわかるようになっていました。さっきまでいたとこはオマケの見晴らしポイントだったんでしょうね。

もうスタートから4時間が経過して膝がカクカク笑いはじめていたんですけど、さすがに整備された登山道は歩くのも快適のひと言。「これなら楽勝楽勝わっはっはっ」と気楽に進んでいったら目の前にロープ場が。

ああ、こっちにもあるのねロープ場。

あるのねどころじゃない、こっからはロープ場はしごロープ場そしてロープ場って感じで、容赦なくさっきのカップラーメンで補充した体力を搾り取りにかかってきます。でも頂上は見えない。ぜんぜん見えない。

何本目かのロープを上がって、目の前に道がなくなって、「あれ?また間違えた?もう限界なんですけど...」と振り返ると、そこに何か雰囲気のちがうはしごが...まさかあれって。

よじ登ってみると...ああ!ゴールだ!頂上だ!

やったああああ、景色いいなあ!

やっぱり正面になんかぴょこんと出てますよね。なんだろうなあれ。
そして頂上に着くと同時に、パシャパシャ撮りまくっていたカメラも電池切れ。ついでに自分も電池切れ。時刻は3時を回ってました。20分ほど横になって、下りの体力を補充します。

あまりのんびり構えて日が陰り出すとまずいので、下りはテキパキ行きたいところです。間違っても道に迷いたくない。

そう思いながらスタスタと、かつ慎重に。下りの目的地は高宕大滝と決まっているので、標識を確認しながら進めば大きく間違えることはなさそうです。良かった。

しかしここ、雨の日に入山したらあちこち川になって流されそうな地形だな...。

そうして歩くこと1時間。無事高宕大滝に到着しました!下山完了ー!

おお...た...き?
これをでかい滝ということについては非常に承服しかねる気もいたしますけども、とりあえずゴールだ、よかったよかった。

ここからは川沿いを歩いてスタート地点に戻るだけ。そう思って脇に立っていた看板を見ると、どうも「だけ」と言える距離じゃないような気がします。というかそもそもスタート地点に至る道がその看板を見ても正確に把握できない。まずい。
でも、川沿いっていったらこの道しかないから多分...と、とりあえず歩き出してみる。

すでに時刻は午後4時を回っています。ここで明後日の方向に進んでしまうようだと、圏外状態でつながらないスマホを抱えたまま、夕闇の中をあてもなく歩き続けるはめになる。何それ怖い。

圏外ながらグーグルマップを開いてみるとキャッシュが残っていたので、なんとかバイクの駐輪位置と自分の現在地の位置関係は把握することができました。方角はあってる。じゃあ大丈夫だ良かった良かった。
そんな風に思った直後、猛烈な悪臭が鼻をついてきました。なんだろうと不思議になりながら歩いて行くと、目の前にシカの死体。落石でやられたっぽくて、頭だけ白骨化し始めてる。

そしてその先には手掘りの真っ暗なトンネル...不吉すぎる。

とかいって、別に何もないんですけどね。このトンネルも、中に入れば出口見えてる状態だし。
ただ、出口以外は真っ暗で足下も見えないので、そこがズブズブと滑る汚泥状態だったのは、先の死体のこともあるから「何を踏んでるかわからん」ってのと、ヤマビルが多いことをあわせてイヤな感じではありました。

なので「何でもない」とは思いつつ、ズブズブ...「うええ...」ズルリズブリ「うへぇ...」とか言いながら先を急ぐ。

落石注意の看板を頻繁に見かけながら進むこと1時間。まだ一向にゴールは見えません。

手掘りの暗いトンネルがまたひとつ。相変わらず地面がヌルヌルしてる。うへえ。
そんでもってまた暗い手掘りトンネルさん。やっぱり地面はヌメヌメ。うひい。

なんだよオレもう歩き疲れたよパトラッシュ。

そしてまたもやあらわれる暗いトンネル。でも手掘りじゃない。ちゃんとコンクリで固めた立派なやつ。あれ?
あれはひょっとして...見覚えがあるような。

果たしてトンネルを抜けてみると、そこには白いパトラッシュMOTO GUZZI V7の姿が!

やったああああああ、帰ってきたああああああ、お待たせV7-----!

時刻を確認すると午後5時半でした。
約7時間も歩いてたのか。そりゃ疲れるわけだわ。千葉の低山だからって舐めすぎてた。

ほとほと疲れ果てたので、そこから10分少々で行ける温泉に寄って疲れを癒すことにしました。

うっかり風呂上がりに休憩処で熟睡しちゃって、家路についたのは午後8時を過ぎた頃でした。

いやー疲れた!でも楽しかったー!

今回の山歩きで地図がないのは致命的だと心から理解できたので、次はちゃんと予習しようぜってのはもちろんとして、オフラインでも地図が確認できるGPSウォッチなんかも欲しいなあ買おうかなあ...。

カシオのスマートウォッチが前々から欲しい欲しいと見てはいたので、いい買う理由ができたかも...とか思ったり。うしし。

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買い物に行くと、店から出た途端に袋を空ける癖が僕にはあります。これが人にはなんだかとても子供じみた真似に映るようで、「そんなに待ちきれないか」と笑われたのは一度や二度ではありません。

でもね、違うんですよ。
靴であれば、ソールの接着が一部剥がれていたり。服であれば、どっかの縫い目がほどけて穴になってたり。電化製品であれば、付いてるはずのものが付いてなかったり、電源が入らなかったり...。
とにかく初期不良を引く率が、僕はどうも高いらしいのです。それで、家に着いてから気付くと交換が手間だから、とにかく店に近くて確認できる状況になると、まずひと通り見ておかないと安心できやしない。そんな癖がついているのです。

というわけで、昨日ブログにアップしたばかりのウインドブレーカーなんですけどね。不良品でした。

もっともジャケット本体には問題なくて、ダメなのは付属している収納袋の方。袋に入れて小さくパッキングした状態で持ち歩けるようになってるジャケットなんですけども、この袋の口がどうもうまく絞れない。

よーく確認してみたら、引っ張っても引っ張っても紐が微動だにしない箇所があるんです。じゃあと紐を通す口を裏返していって確認したら、見事に縫い合わされてました。
自分の買い物運は、こういう「使えないわけじゃないからいいっちゃいいんだけど、ちょこっとだけイラッとする絶妙なとこを付いてくる」パターンがとても多く、毎回人としての懐の深さを試されているような気がします。

まあ、電話するんですけどね。人間ちっちゃいですから。
「ええ、不良品で、はい、あ、入荷したら交換、はい、ありがとうございます」
こんな会話も手慣れたもんですよ。

そんなことがしょっちゅうなもんだから、身内からはすっかり「運の悪い男」的に見られることが増えています。
でも違うんですよね。言っちゃ何ですけど僕は「運だけで生きてきた」といっていい男なのですよ。就活(第一志望)で寝過ごそうが、バイクで事故ろうが、無計画にフリーランスはじめちゃおうが、いつも何か助かっちゃう男。それが私。

ふっふっふっふっ。

いつからか、買い物運とかしょうもないとこで貧乏くじを引かせることにより、総運を貯めてあるんだよなきっと...と確信を持つようになりました。なのでまあ、不良品引き当てたのはめんどくさいんですけども、「ああ、俺の運もまだまだ大丈夫だな」とほっとしてみたり。

人生40年も生きてますと、色んなジンクスができるものです。

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「登山行きましょう」

最近お知り合いになったイラストレーターさんからそんなメッセージが飛んできたのは2週間ほど前のこと。なんでも、お知り合いになった時の会合の後で他の方と「登山行こう」と意見の一致をみたらしく、おそらくは見た感じあのおっさんもアウトドア好きっぽいから誘ったら来るだろうということで白羽の矢が立ったらしいです。

アウトドアは嫌いじゃないですけど苦行は嫌いなんですよね。
登山とかめっちゃしんどそう。やったことないし。

そんな言葉が頭の中をまわります。

ただ、せっかくなのでご一緒してみることにしました。やったことないものを頭っから否定してもつまんないし。そもそも登山したことのないおっさんを誘うくらいなんだからそんなきついとこは行かないだろう。多分これは「登山」という名の「ハイキング」に違いない...。

そう、とことこと登山道ってやつをのんびり歩きながら、行き交う人々と「こんにちわー」とか挨拶して頂上でおにぎりほおばって「あーいい天気」とかいうあれですよあれ。

そんなことを思ってさて当日。梅雨入りしたのが信じられないくらいに晴れてくれまして、こりゃラッキーだーと筑波山へと向かいます。
登山道入口となる神社にバスで到着して、階段状に整備された登山道をとことこと登り、「やっぱりハイキングだ」とか余裕をかましながらロープウェー乗り場脇にある売店でソフトクリームを買い優雅なもんです。

やっぱり登山とかいっても道が整備されてるとのんびりしたもんですね。
エネルギー補充用の携帯食とかいらなかったかもなーわっはっはっ。

そんなことを思いながら歩くこと1時間。あれ?

えっと...あれれ?ここ登るの?

道ないじゃないですか!いやこれが道なの!?道の定義から相談しよか!

脳内ではリトルきたみがわーわー大騒ぎですよ。そんな大騒ぎを続けながらなおも登ること1時間...。
9時半頃にふもとを出発して、頂上へとついた時にはちょうどお昼時になっていました。

すみません、ちゃんと登山でした。
太ももの筋肉が死亡して、お尻の筋肉も死亡して、ふくらはぎの筋肉も瀕死に陥って...と、次から次へと登山初心者のおっさんからエネルギーを搾り取っていく程度にはじゅうぶん登山でした。

あー疲れた。

まず到着したのは、2箇所ある頂の「男体山」側。

ぐるっと動植物を見て回れる周回路があるとのことなのでそこを一巡り。景色のいい崖があると、とりあえず先っぽに座りたくなりますよね。

あそこから来たのかーと。
関東ってほんと平野なんだなあ...と、眺めの良い景色にほれぼれしながらしばし時を忘れます。

この後は尾根伝いにもう一方の頂「女体山」側へと移動して、そこから下りへ入りました。

下りはさっきよりも楽だろうと思ったらこれがまた輪をかけて岩場だらけ。岩を越えて岩を越えてやっと岩が終わりやがったぜと思ったら今度はでっかい杉の根っこだらけ。乗り越えて地面に着地するたびに「ズドン」「ズドン」と年初から増えた体重が無慈悲に膝へのしかかります。
しかも湿っててずるずる滑るでやんの。

そうして膝がかっくんかっくん笑いはじめて、バックパックに押し込めておいた飲み物の類もすべて底をつき、「なんで俺はこんな苦行をしているんだ何故だいつから俺は修行僧に...」とエンドレス再生するのにも飽きたあたりでようやくゴールイン。目の前にちっちゃな鳥居があらわれたと思ったら、その向こう側に何の変哲もない住宅地が広がってました。
いきなり異世界から飛び出した感がすごいです。

終わったあああああ。
ゴールしたああああ。

後は温泉で疲れを癒し、枯渇したエネルギーを埋めるように酒と飯をかっくらって談笑し、でもやっぱり補充しきれてなくて家についたら荷物の整理をする余裕もなくバッタンキューでした。

そして数日。先日の日曜日。

なんとなくスポーツ屋に立ち寄って、なんとなく「40%オフ」と書かれた値札が目に入り、なんとなく気がついたらこんなものを買っちゃってたり。

ウインドブレーカーと軽登山用のバックパック。

いや、「なんでおれこんなしんどいことしてるんだろう」とか思ってたんですけどね、なんか楽しかったみたい。
とりあえず新しく買ったバックパックも出動させたいし、近々千葉の里山でも登って遊んでるかもしれません。

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