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昨日の日記でふれた電信送金(Wire Transfer)と電子送金(ACH Transfer)という2種類の送金方法について書いてみる。
電信送金というのは、銀行同士が直接送金の手続を行うもの。よく海外送金だと「SWIFTコード」なる用語が出てくるんだけど、このSWIFTというのがその際にやり取りを行う通信手段のことらしくて、海外送金の場合はだいたいこれが定番。手間がかかる分、手数料も高い。電信って名が示す通り、昔は電信を使って「送るよー」ってやり取りをしてたらしい。
電子送金というのは、決済を仲介する業者さんが間に入ってて、銀行間の決済をこの業者が一括で自動処理してくれるもの。主に小口決済に使われるらしく、IT技術を使って自動化してるやり方なので手数料は安い。ただし、アメリカ国内の決済で利用されるものっぽい。
と、それぞれの特徴は以上のような感じなのです。
つまり「電信送金だと手数料高いよ!電子送金だったら手数料かからなかったりするけど、その場合はアメリカ国内の決済に限るねえ」ってことになるわけですね。
そのため、当初セントラルパシフィックバンクから受けた回答は「ロンドン支店からの送金であれば(電子送金はアメリカ国内でしか取り扱いがないので)電信送金扱いになります。なので手数料がかかります」というものでした。
ところがAmazonはハッキリと「電子資金振替(EFT)で入金するよ」と言うわけですね。じゃあ電子資金振替(EFT)というのはどちらに該当するのか銀行側に確認を取ると、これは「電子送金」にあたるらしく、それであれば手数料はかかりませんとなる。
でも、当行では電子送金はアメリカ国内の送金でしか扱ってないよ...とは言うので...結局やってみないと確証得られないなあとなっていたわけですね。
結局手数料ゼロで受け取りができたことから、自分のケース(アメリカの銀行でドルの支払を受ける)の場合「KDPの売り上げ入金は手数料のかからない電子送金で受けることが可能」という結論で大丈夫のようです。良かった良かった。
ちなみに、このブログ左下の方にApp Storeのバナーが貼ってあります。これはiTunesアフィリエイトってとこの提供するバナーでして、ここも売り上げをドルで受け取ることが選択可能になっています。
ついでだからこっちにも問い合わせてみたところ、こちらは「SWIFTを使用した電信送金」との回答でした。ルーティングナンバーとかいうACHで使うっぽい番号を登録させられているので、いけるんじゃないかなーと思ったけどダメか。残念。
以上、ドルの売り上げをアメリカの口座で受ける時の送金方法による違いについてのざっくりとした覚書です。
わざわざドルにして海外口座で受け取ろうという酔狂な人もそんないないと思いますけど、一応情報のひとつとして載せておくのであります。
2017年6月 6日 15:59に投稿されたエントリーのページです。
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